高圧洗浄機を使うと、洗車の手間や時間が短縮できます。さらにフォームランスプラスを使えば、泡を作る必要もなくあっという間に泡を吹きつけることが可能です。その手順をぜひご確認ください。
今回はHK-1890を使った洗車のやり方をご紹介いたします。
まず、洗車のやり方を説明する前に気温についてですが、真夏など気温が高い時は、シャンプーやコーティング液が固着したりシミになる可能性が高いので、午前中早めの時間帯や、夕方など比較的気温の低い時間帯での洗車をお勧めいたします。
洗車の手順としては、①全体的に水をかける、②洗剤をかける、③洗剤をなじませる、④洗剤をすすぐ、⑤水をふき取る、という流れになります。
本来は足回りから洗車する方が効率的ですが、今回は分かりやすくするために、ボディの洗車からご説明します。
水をかけることによってボディの熱を下げるというのもあるのですが、ボディに付いた砂ぼこりをしっかり落とすことが重要です。
なぜなら洗剤をかけて洗うときに、砂ぼこりを巻き込んでしまって、塗装に傷をつけてしまう恐れがあるからです。
なので、水を十分かけて、砂ぼこりをしっかりと洗い流してください。
その他の注意事項としては、洗車の順番は、上から下に洗車をしたほうが効率的かと思います。
また、ドアの間などすき間部分の砂ぼこりもきれいに洗い流してください。
使っていただくノズルについてですが、ターボノズルではなく、標準ノズルかフォームランスプラスを使ってください。
標準ノズルも直噴にしてしまうと圧力が強く塗装を傷めてしまうので、噴射角度を広くして、距離を離して調整しながら噴射し、塗装をできるだけ傷つけないようにしていただくのがポイントです。
別売りのアンダーボディスプレーランスを使うと、屋根の掃除はもちろん、名前の通り車の下周りを洗うのにも便利です。
使い方のコツは別動画でご用意していますので、そちらをご覧ください。
水道ホースを使って水をかける場合ですが、高圧洗浄機を使うより水の勢いがないので、より念入りに時間をかけてください。
次に、洗剤をかけていきます。
高圧洗浄機を使わない場合、バケツの中に水と洗剤を入れて、スポンジを入れて泡立て、それをボディに塗り付けていく作業が必要となります。
HK-1890を使った洗車の場合、専用付属品のフォームランスプラスを使っていただくと、その作業にとても便利になります。
フォームランスプラスのボトルに洗剤をいれ、高圧洗浄機のガンに取り付けると、高圧水と一緒に洗剤を吸い上げ、クリーミーな泡となって勢いよく噴き出すので、あっという間に泡を吹きつけられます。
泡立てる作業も塗り付ける作業もなくなるので、非常に便利なグッズです。
その中に入れる洗剤ですが、ヒダカ カーシャンプーがオススメです。
こちらは、プロが業務用として実際に使用している洗剤です。
洗浄力が高いのはもちろんですが、中性なので塗装の色を選びません。
研磨剤を使用していないので、コーティング車にも対応しています。
一番の特徴ですが、泡立ちがよく、泡切れ、泡消えもいいことです。
泡立ちの良い洗剤は探せばありますが、泡切れや泡消えがよくないと、洗車に必要な時間がどんどん伸びてしまいます。
泡切れがいいと、すすぎ時間が短くなります。
泡消えがいいと、すすぎで地面に流れた泡がいつまでも残るという心配がありません。
泡立ちのいい洗剤だと泡がいつまでも残ってしまうことが多く、ご近所の目が気になるというお声も多くいただいたのですが、このカーシャンプーなら泡消えがいいので安心です。
片付けのコツとしては、若干時間を置いた後に地面を水で洗い流していただくといいと思います。
気温の高い日に洗車をする場合ですが、洗剤が乾いてしまうとシミになってしまうので、一気に洗車するのではなく、車体左側、フロント等のように部分ごとに分けて洗車する方法をお勧めします。
高圧洗浄機だと、水をかけるのも洗剤を吹きかけるのも簡単なので、それほど手間がかからず、洗車していただけると思います。
次に車体のこすり洗いですが、パシャウォッシュクロスを使ってこすり洗いをしていきます。
こちらは乾いた状態で使用するものではないので、水で濡らした後絞ってから使います。
こすり洗いといっても塗装を傷つけたくないので、パシャウォッシュクロスを一定の方向に動かしながら、なじませるようにして洗っていきます。
ある程度こすり洗いをしたら、クロスを水の中でゆすいで砂ぼこり等を落とし、続きをやるようにしてください。
こすり洗いが終わったら、すすぎ洗いです。
高圧洗浄機の水の勢いを使って、洗剤が残らないよう、すき間などもきれいに流していきます。
フォームランスプラスの水だけ噴射する機能を使ってもいいですし、標準ノズルを使っても構いません。
洗剤残りがシミにならないよう、しっかり洗い流してください。
洗い流したら、吸水ワイパーでボディに付いた水をふき取っていきます。
残った水をふき取らないと、ウォータースポットとしてシミになってしまいますので、しっかりふき取ってください。
吸水ワイパーは水に濡らす前は固いものなのですが、水に濡らすと軟らかくなるので、しっかり絞ってください。
こちらは傷が付きづらく、吸水性が高いのでふき取りが非常に楽という特徴があります。
パシャウォッシュクロスと同様、一定方向に動かして水をふき取ってください。
水を吸わなくなったら、絞っていただくと吸水力が戻ります。
最後に足回りについて説明します。
最初に説明した通り、足回りを洗車するとその飛沫がボディに跳ねてしまうので、足回りを先に洗車するのがオススメです。
標準ノズルなどを使って、タイヤ全体に水を吹きかけます。
フォームランスプラスで洗剤泡を吹きかけた後、ホイールなどをウォッシュブラシでこすります。
ホイールの細かい部分はパシャウォッシュクロスを使ってこすり洗いしてください。
その後水で洗い流します。
下回りについては、拭き上げは不要なので、洗い流しで完了です。