井戸水などを使って高圧洗浄する場合、フィルターを付けた方が安心です。そのつなぎ方についてご説明します。
高圧洗浄機には、給水口の部分に小さなフィルターがあります。
これは、水に混ざった細かいごみなどが高圧洗浄機内に入るのを防ぐためのものです。
ため水やお風呂の残り湯を使う場合、蛇口から直結で水道水を使うより、細かいごみなどが混入する可能性が高くなります。
高圧洗浄機本体にごみが混入すると故障の原因となることがありますので、サクションホースと本体の間にさらに外付けのフィルターボトルを取り付け、給水口内部のフィルターとダブルでごみの混入を防ぎます。
ため水ではないけれど、井戸水を使うので砂などが含まれる可能性があり、本体内のフィルターだけでは混入を防げるか心配、という方もいらっしゃると思います。
フィルターボトルはサクションホースだけでなく、水道ホースとつないで使うこともできますので、異物の混入が心配な場合は、自吸しない時もフィルターボトルを使ってみてください。
動画では、ケルヒャーの高圧洗浄機 K2.99 を使ってご説明しています。
※こちらの機種は現在、メーカー廃番となっていますが、基本の考え方はどの高圧洗浄機でも同じです。
通常は、本体側カップリングを外してフィルターを本体に取り付け、その先にサクションホースを繋ぎ、ホースの先端を溜め水に沈ませて水を吸い上げて使います
【高圧洗浄機本体】-【フィルター】-【サクションホース】-【溜め水】
の順番です。
水道ホースとつなぐ場合は、フィルターを本体に取り付け、その先にさきほど取り外した本体側カップリングを取り付け、水道ホースを繋ぎます。
【高圧洗浄機本体】-【フィルター】-【本体側カップリング】-【水道ホース】-【水道蛇口】
の順番です。
※上記のつなぎかたは、ケルヒャーのフィルターを使う場合です。
ヒダカオリジナルのフィルターボトルを使う場合、フィルターのホース側の方(高圧洗浄機本体と逆側)にワンタッチカップリングが付いていますので、フィルターを本体に取り付けたら、ワンタッチカップリングの付いた水道ホースをつないでください。
【高圧洗浄機本体】-【フィルター】-【水道ホース】-【水道蛇口】
※ヒダカのフィルターボトルはケルヒャーとも互換性がありますので、ケルヒャーの高圧洗浄機にもお使いいただけます。
どちらの場合も、取り付けの際にすき間が空いていたり、斜めに取り付けているなどでしっかり接続できていないとうまく水を吸い上げない場合があります。
各接続はしっかり行ってください。
透明な筒の中のフィルターが斜めになっていても、フィルターボトル本体は取り付けられてしまうので、フィルターがまっすぐ入っていることも確認してください。
また、フィルターが目詰まりしていると、動作不良を起こす場合があります。
使い終わったら、フィルターボトルの内部のフィルター部分と高圧洗浄機本体内のフィルターを水洗いして、ごみをよく洗い流しておきましょう。