林道や専用のコース、未舗装の道路など、場所を選ばず走れるのが魅力のオフロードバイク。
大切なバイクと長く付き合っていくためには、メンテナンスや洗車が欠かせません。
しかし、雨でぬかるんだ泥道を走った後の泥汚れはなかなかの強敵です。
今回は、バイクの性能を維持して愛車をキレイに保つために覚えておきたい、高圧洗浄機を使ったオフロードバイクの洗車方法をご紹介いたします。
まずは大まかに泥を落とす!
水を使って洗い始める前に、まずは落とせる泥をかき落としてしまいます。
下洗いで泥を落としておくと傷がつきにくくなります。
目につく汚れはこの時点で落としておくことが好ましいです。
車体を傷つけないよう注意しながら、ヘラなどを使って車体の裏やカバーの内部などを覆った泥を落としていきましょう。
あらかた泥が落ちたら、キーシリンダーやマフラーの排気口などに水が入り込まないよう、ガムテープを張るなどして目張りしていきます。
高圧洗浄機の水圧で洗い流す
手で落とせるだけの泥を落としたら、一度ホースで水をかけ、全体の泥を湿らせて柔らかくしておきましょう。
スタンドに立てて前輪と後輪を浮かせ、どちらもフリーの状態にしたらいよいよ高圧洗浄機の出番です。
高圧洗浄機を使用する際のポイントは、車体の上部から順に泥を落としていくこと。
泥が付きやすいフェンダーの裏側までしっかりと洗い流してあげましょう。手洗いで落ちなかった汚れが取れて洗浄効果が高くなります。
エンジンの下までしっかりと!
スタンドに立てた状態で泥を落としたら、次は寝かせた状態で泥を落とします。
ガソリンコックをオフにしたことを確認したら、ゆっくりと地面に倒してあげてください。
バイクを寝かせたら、再び高圧洗浄機を当てていきます。
立てた状態では当てづらかったエンジン下などにもしっかりと水を当て、丁寧に泥を落としましょう。
タイヤ回りなど手作業では洗いにくいところ高圧洗浄機を使えばスムーズに洗浄できます。
寝かせた状態で泥を落としたら再びバイクを起こし、外装などの部品を外して内側の泥を落としていきます。
洗剤を使って洗浄
外装の内側の泥まで高圧洗浄機で落としたら、最後に洗剤を使って車体全体を洗っていきます。
この際も、上から下に向かって順に洗っていくのがポイントです。
先ほど外したカバーも同様に、傷をつけないよう注意しながら優しく洗い上げてください。
スポンジに泥が付いた状態で洗ってしまうと細かなひっかき傷の原因になってしまうため、スポンジの汚れもこまめに落としながら洗っていきましょう。
スポンジやブラシを使い分けて洗い上げたら水で良く洗い流し、清潔なウェスで丁寧に水分を拭きとり、ワックスやコーティング剤をかけて終了です。
愛車を長持ちさせるために覚えておきたい、オフロードバイクの洗車方法をご紹介いたしました。
高圧洗浄機は洗浄を完璧にするという意味では細かい汚れにも有効で、便利なものです。
汚れを落とす作業を機械が部分的に肩代わりしてくれるため作業も楽にできます。
こうした点も高圧洗浄機を利用するメリットです。
洗車の際はゴム手袋を着用するなどの対策を行い、怪我には十分注意して行ってくださいね。