石綿(アスベスト)による健康障害の予防対策として平成17年(2005年)に制定された石綿障害予防規則(※以下、「石綿則」)が令和2年(2020年)7月に改正され、アスベストの有無にかかわらず、一定条件以上の工事については事前調査と都道府県への届け出が義務化されました。
対象建材が拡大し、報告の必要がある工事の範囲も広がったことから、アスベスト対応掃除機のメインユーザーである解体業のお客様だけでなく改築・リノベーション・補修工事などを請け負うリフォーム工事業、工務店様からもご注文やお問い合わせを多くいただいております。
それらのお問い合わせの中から、今回は「レンタル屋さんからアスベスト対応機種は買わずにレンタルした方がいいと言われたけれども、本当のところはどうなの?」という質問についてお答えしていきたいと思います。
【目次】
■ フィルター類は洗っていいの?
■ レンタル品のメリット/デメリット
■ フィルター類は洗っていいの?
質問者様は、レンタル屋さんから「アスベスト対応掃除機でアスベストを吸ったら1回使うごとに洗わないといけないから、購入はお勧めしない」とご案内を受けたそうです。
実際のところはどうなのかをメーカーに確認しました。
まず、フィルター類についてですが、これは洗浄は推奨しておらず、使用期間か使用回数をもとに交換をお勧めしています。(ペーパーバッグを50回交換か、1年間使用での交換を推奨)
また現場での作業終了後の本体持ち出しについては
・本体やアクセサリーの外側に付着した粉じんをウエス等で拭き取る
・その後大きな樹脂製の袋に入れて、袋の口を結束バンドで縛る
などの再飛散防止の作業を行いますが、これはレンタル、購入どちらの場合であっても必要な作業です。
ですので、購入した場合だけ、「1回使うごとに洗わないといけない」ということではないと言えます。
■ レンタル品のメリット/デメリット
レンタル品のメリットとしては
・必要台数が多い場合は投資が少なくて済む
・資産の管理と減価償却が不必要
・フィルター交換等のメンテナンスが不要
・ホース等のアクセサリー類は都度新品がついてくる
等が挙げられます。
投資の少なさや手軽さはレンタルならではの魅力ですね。
レンタル品のデメリットは下記が挙げられます。
・複数回使用すると購入するよりコストがかかる
・使いたいタイミングに貸し出し中で借りられない事もある
レンタル品の最大のデメリットはなんといっても「コスト」です。
メリットとして「ホース等のアクセサリー類は都度新品がついてくる」とお伝えしましたが、レンタル料にはもちろんこれらのアクセサリー代も含まれてます。
逆に言えば、使用回数が多い場合は「レンタルするよりも購入したほうがコストを抑えられる」ということになりますので、ある程度継続的に使用される場合は購入をおすすめします。
レンタル会社にもよりますが、だいたい2回以上レンタルするなら購入を検討した方が良い金額になるようです。
また、レンタルという特性上、借りたい時に貸し出し中で借りられない、というリスクも考えられます。
作業日程が決まっている場合は早めに借りて押さえておく手もありますが、レンタル日数が増えればそのぶんレンタル費用も増えるので、レンタル品のメリットである「投資が少なくて済む」とも言えなくなってきます。
当店では、アスベスト対応2機種で、ペーパーバッグがついたお得なセットを販売しております。
ペーパーバッグのストックがあれば、粉じん量が多い現場でペーパーバッグが足りなくなって作業が止まってしまう事態も避けられます。
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いかがでしたでしょうか。
ヒダカショップでは、アスベスト対応の「GM80P HEPA」「GD930 S2 HEPA」を在庫しておりますため、在庫分は即納が可能です。(2024年5月現在)
品切れの場合も予約注文として承りますが、納品までにお時間いただく場合もございますので、ご希望の場合はお早めにご検討ください。