高圧洗浄機には、移動をスムーズにするために本体にタイヤが付いた機種があります。
手で楽に持ち上げられるぐらいの重さの小型・軽量タイプの家庭用の高圧洗浄機であればタイヤが付いていない場合もありますが、
業務用高圧洗浄機は重量があるため、ほとんどの場合移動用のタイヤが付いています。
業務用高圧洗浄機を選ぶ際は水圧や水量が重要ですが、実はタイヤの違いも作業のしやすさに影響する場合があります。
今回はタイヤの数「二輪タイプ」「四輪タイプ」それぞれの特長やメリット、高圧洗浄機を選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。
【目次】
■ 二輪タイプの業務用高圧洗浄機の特徴
■ 四輪タイプの業務用高圧洗浄機の特徴
■ 二輪、四輪どちらがおすすめ?
■ 二輪タイプの業務用高圧洗浄機の特徴
二輪タイプの一番の特徴として、四輪タイプよりもコンパクトなことが挙げられます。ポンプ、駆動部、モーターが本体に入っているのはもちろんですが、本体にトリガーガンやノズルを収納できるようになっていたり、高圧ホースを巻き取るドラム(リール)も本体に付いていて、作業に必要なものがほぼすべて本体に納まる機種もあります。
本体を横に倒して使用する機種でも収納時には縦置きができるので、保管もあまり場所を取らず、スペースを圧迫しません。
クランツレ 業務用 100V冷水高圧洗浄機 K-1122 TST 床面プロ洗浄セット
■ 四輪タイプの業務用高圧洗浄機の特徴
四輪タイプは大きなポンプやモーターを搭載しているぶんサイズが大きいのが特長です。
性能の高い高水圧・大水量の三相200Vの高圧洗浄機やエンジン式高圧洗浄機、ボイラーを搭載し温水を吐出できる「温水高圧洗浄機」に分類される機種の多くがこの「四輪タイプ」です。
クランツレ 業務用 200V冷水高圧洗浄機 Quadro799TST
ランツレ 業務用 200V温水高圧洗浄機 therm895-1
■ 二輪、四輪どちらがおすすめ?
二輪タイプは前述のとおりコンパクトで扱いやすいのですが、作業に気を取られているとうっかり高圧ホースを引っ張って本体を倒してしまいがちなのでご注意ください。
本体を移動させる際はキャリーバックやスーツケースの様にハンドルを持って引いて移動させますが、高性能の機種になるほどポンプやモーターも大きくなり、重量も重くなります。
そのため、引いて移動する時間が多かったり、段差が多い場所で使用する場合にはタイヤが付いているとはいえ、腕にかなり負担がかかります。
一方の四輪タイプは大きなポンプ、モーターを搭載した機種が多く、機種によっては100キロ以上の重さのものもありますが、ワゴンやカートを押すように移動するので、二輪に比べると体にかかる負荷は以外にも少ないです。
大きなホイールが付いた機種であれば、多少の段差があってもウイリーさせれば難なく乗り越えることができます。
・作業場までの距離が長い
・頻繁に移動して作業する
・段差が多い場所で作業する
などの場合、移動は四輪タイプの方が圧倒的にラクです。
まとめ
業務用高圧洗浄機の導入をご検討中の方は、水圧や水流などのスペックに加え、「タイヤの数」も選定基準に加えてみてはいかがでしょうか。
どの機種を選べば良いか分からないという方はお悩みやご使用環境、ご予算などから最適な高圧洗浄機選びのお手伝いをさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください!
実機を使ったデモ実演のご依頼も承っておりますので、移動のしやすさなどもぜひ実物でチェックしてみてください。