発売以来ご好評いただいている高圧洗浄機用アクセサリー「洗管ホース(パイプクリーニングホース)」ですが、配管に通す方法についてをお問い合わせいただくことがあります。
今回は洗管ホースを使うときの、配管を通すコツをご紹介します。
【目次】
■ 一般的なコツ
■ マンションにお住まいの場合の配管洗浄
■ 配管を詰まらせないためには
■ 一般的なコツ
水の推進力で力を加えなくても配管を進んでいきますが、
進みが悪いと感じた時は、ホースを手前に引いたり奥に押したりを繰り返すことで
通りがよくなり奥に進むようになります。
ただ、奥のほうのカーブになると、それでも通りづらいことがあります。
そのような場合は、持ち手側でホースを回転させることでホースの向きを変えながら、少し押し込むようにします。
回転→押し込む、を繰り返すことで曲がりも進みやすくなります。
着脱可能なSトラップやPトラップ(台所の排水管によく取り付けられています)が取り付けられている場合は、取り外すことで作業がしやすくなりますのでお試しください。
■ マンションにお住まいの場合の配管洗浄
マンションの共用配管は、マンション管理会社の管理排水管となっており、一般的にマンション管理会社が定期清掃を行います。
お住まいの方が清掃を行うことはできませんので、個人で配管洗浄する場合は共有配管の前までとなります。
共有配管までに排水管内で複数曲がり角がある場合は、枝分かれして別の場所の排水管と繋がっている可能性が高いです。
キッチン、お風呂場、洗濯機、洗面所等に配管入り口はないでしょうか?
作業している場所と別の場所に配管入り口があれば、そこから洗管したいほうの配管側に向けて
配管洗浄を行うことで解消する場合もあります。
■ 配管を詰まらせないためには
配管洗浄はあくまで詰まりを「予防」するものです。
完全に詰まりきってしまうと洗管ホースを通せず、洗浄ができません。
何か大きなものや大量の紙をいっきに流した等の明らかな原因がない場合、配管内に積もり積もった汚れがつまりの原因となりますので、定期的に洗管ホースを使って配管洗浄を行うことで詰まりを防ぐことができます。
どんな汚れにも言えることですが、汚れは付着してから時間が経てば立つほど落としにくくなっていきます。
なるべく放置せず、汚れの原因を減らすこと、こまめに洗浄して配管内をきれいに保つことが水のトラブルを防ぐ一番のコツです。
特に注意が必要なのはキッチンの排水口です。
他の場所より圧倒的に油が含まれる排水を流す頻度が高いため、配管の中に油脂分が付着し、固まりやすいからです。
定期的な配管洗浄はもちろんですが、
・廃油や食べ終わったカップ麺の汁などは流さない
・使用後のお皿や調理器具はキッチンペーパーなどで汚れをふき取ってから洗う
など、汚れをつけない習慣をつけるのも重要です。
カップ麺の汁はトイレに捨てる、という方も多いようですが、もちろんこちらも配管詰まりの原因となるのでNGです。
キッチンペーパーや吸水性ポリマーなどに吸わせる、片栗粉や専用の処理剤で固めるなどの方法で可燃ごみとして廃棄可能なので、「液体だからシンクに流せる」と考えず、ごみとして捨てるようにしましょう。
最初は少し面倒かもしれませんが、配管が詰まってからの処理よりも断然ラクですよ!
まとめ
流れが悪い気がする、水は流れるけれど流した時にゴボゴボと音がする、臭いがあるなどの症状が現れたら危険信号!業者に頼む前にまずは洗管ホースでの配管洗浄をお試しください。
※洗管ホース(パイプクリーニングホース)は高圧洗浄機に接続して使う別売りアクセサリーです。ホース単品ではご使用になれませんのでご注意ください。