高圧洗浄機200V機種の電源コード延長をするには

高圧洗浄機で掃除したい箇所からコンセントまでが遠く、電源コードをめいっぱい伸ばしても届かなそうな時、第一に思いつくのは「延長電源コードを使おう！」ですよね。

ただし、200V電源はコンセント形状も一般的な家庭用コンセントと違いますし、どんな延長コードでも大丈夫とはいきません。

今回の記事は200V高圧洗浄機の電源コード延長についてご説明します。

「そもそも200V機種ってなに？」という方は、業務用高圧洗浄機の基礎知識~200V電源についての記事をごらんください。

【目次】

■ まず初めに…電源コードの延長は基本的におすすめしません
■ 規定の延長電源コードがあります
■ 200V機種延長電源コードはプラグでつなげません

■ まず初めに…電源コードの延長は基本的におすすめしません

まず初めに「高圧洗浄機専門店ヒダカショップ」が大前提としてお伝えしたいこと、それは高圧洗浄機の電源コードの延長は、基本的におすすめしないということです。

これは、200V機種に限らず、家庭用・業務用、100V機種どんな高圧洗浄機でも同じです。高圧洗浄機は多くの電力を必要とする特性があり、延長電源コードを使用すると電圧降下などをおこし、故障の原因となるからです。

業務用の高圧洗浄機では、延長電源コードの使用を認めていないメーカー/機種もありますので、お使いの高圧洗浄機の取扱説明書でご確認ください。

電源から離れた場所で使用しなければならない時は、電源コードの延長ではなく、高圧ホースの延長をご検討ください。

■ 規定の延長電源コードがあります

どうしても、200V機種の電源コードを延長したい場合ですが、
先ほどもご案内したとおり、まずはその機種が電源コードの延長が可能な機種なのかどうかの確認をしてください。

延長が可能だった場合、次に、使用可能な電源コードの規格を確認します。（取扱説明書に記載ない場合は、メーカーに問い合わせます。）

例えば、あるマシンの場合

10ｍ延長　→　太さ3.5㎟（sq/スケア）
20ｍ延長　→　太さ5.5㎟（sq/スケア）

と延長したい長さによって、コードの太さが決まっています。
※上記は、例です。必要な太さはマシンのモータ性能によって変わります。もっと長く延長できる事もあります

上記の様な3.5㎟（sq/スケア）などの太い延長電源コードはホームセンターなどの店頭では販売していない事も多く、マシンのメーカーを通して注文が必要です。価格は、家庭用の延長電源コードよりも高くなります。

■ 200V機種延長電源コードはプラグでつなげません

200V機種のばあい、規定の延長電源コードを購入したら、それを標準コードにプラグでつなげて使えばよいという事ではありません。

場合によっては、プラグでつなぐのではなく、メーカーでの直結作業が必要になってきます。

多くは「特注」で、ご注文時に承るかたちになります。
規定のコードの商品代金に加えて、作業費用の確認も必要です。

ここまでのご説明から、200V高圧洗浄機の電源コードは、延長したい長さに適合する太さの電源コードの確認が必要だったり、直結作業が必要だったりと、マシン本体購入時点で注意が必要な事がおわかりいただけましたでしょうか。

本体が届き、いざ使おうという時に「延長電源コードが必要だ」と判明すると、そこからの対応には大変な手間と時間がかかってしまう事も考えられます。
ぜひ、ご注文前に使用状況と環境の確認をお願いいたします。

まとめ

いかがでしたか？

高圧洗浄機全般に言える事ですが、延長電源コードは出来る限り使用しないほうが故障が起きにくくなります。電源からマシンまで距離がある場合は、電源コードではなく、高圧ホースの延長をご検討ください。

どうしても200V高圧洗浄機の電源コードを延長しなければならない環境の場合は、マシンの特性によって、使えるコードの規格が違うので注意が必要です。
また、マシンへの接続も含め特注での発注になることもありますので、事前にご確認ください。

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