家庭用高圧洗浄機互換プロ仕様洗管ホースは家庭用のパイプクリーニングホースと基本の使い方に変わりはありませんが、素材やホースの内径など、いくつかバリエーションがあります。
今回の記事は、どれを選べばいいのか分からないという方のために、各ホースの比較・選び方をまとめました。ぜひ参考にしてください。
*ご紹介している内容は2020/11月現在のものです。今後も順次ラインナップを追加していく予定です
【目次】
■ ホースの素材について
■ ステンレスワイヤーホースのホース内径について
■ ホース内径の単位について
■ ホースの素材について
ホースの素材は①ステンレスワイヤーホースと②ウレタンホースの2種類があります。
①ステンレスワイヤーホースは、外装に柔軟性のあるステンレスワイヤーを編み込んだホースです。滑りがよく、ウレタンホースよりも巻き取りがしやすいホースです。
②ウレタンホースは、外装を柔軟性のあるウレタン樹脂でコーティングしてあるため、ステンレスワイヤーホースよりもあたり当たりがソフトで、配管内を傷つけにくい素材となっています。デリケートな配管、古い配管などキズが付きやすい配管の清掃におすすめです。
巻き取った時に癖がつくかどうかというお問い合わせをいただく事がありますが、性質上、どちらのホースもまったく癖がつかないとは言い難いです。ホースの用途、最大圧力、最小曲げ半径を守り、配管内を無理に押し進めたりせず丁寧に扱うことで癖や折れを防ぎ、長くお使いいただけます。
■ ステンレスワイヤーホースのホース内径について
ステンレスワイヤーホースはホース内径「1.2分」と「2分」の2種類の取り扱いがあります。材質は同じで内径の違いのみなので用途に合わせてお選びください。
一般家庭の「屋内」からの排水管洗浄には「1.2分」がおおすすめです。
一般家庭の場合、屋内の排水管口が小さいことが多く、排水管のSトラップやPトラップ等の曲がりが多いと、2分のホースは排水管内に入りにくい場合があります。
「2分」は、一般家庭の「屋外」からの排水管洗浄や飲食店等の排水管が大きいサイズの洗浄におすすめです。
ホース内径が1.2分より大きい分一度に吐出できる水量が多いため、洗浄効率(水で洗い流す効率)が上がります。
洗浄場所によって使用するホースを使い分けていただくこどでより効果的に洗浄できるので、まずはどの場所のどんな配管を洗浄したいのかを明確にしておくのがおすすめです。
■ ホース内径の単位について
ホースの内径に限った事ではありませんが、サイズ表記の単位については業種・業界・販売メーカーによっても分だったりミリだったりインチだったりと様々です。
・1.2分
・4ミリメートル(mm)
・0.4センチメートル(cm)
・0.25インチ(inch)
これはすべて、単位の表記が違うだけで同じ太さです。
インチはダブルクオーテーション(“)で表記する場合もあります(1インチ=1”)
インチ表記をミリに換算すると小数点以下の端数がでるため、ホース業界ではミリ表示の場合は小数点以下を切り捨てた数字で表記する場合が多いです。また、インチ表示の場合は1インチ以下は分数(1/2、3/4)で表すのが一般的ですが、ホース業界では08、12というように小数で表します。
あまりに色々な呼び方があってややこしいので統一して欲しい!と思ってしまいますが、実際に仕事で使う道具であれば、その業界で古くから使われている単位のほうが通りがいいですよね。
下記は各単位で表した時の対応表です。
まとめ
いかがでしたか?洗管ホース・パイプクリーニングホースを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。ノズル先端形状の違いについては下記の記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。