強力な水圧で汚れを落とす高圧洗浄機!!
この記事では、高圧洗浄機の一番のストロングポイントである水圧について解説していきたいと思います。
【目次】
■ 強い水圧と汚れ落ち
■ 常用吐出圧力と最大吐出圧力の違い
■ 水圧の調節
■ 強い水圧と汚れ落ち
高圧洗浄機はご存知のとおり、水を使う清掃器具ですが、ただの水ではなく、高い水圧の水が噴射されるというところがポイントです。
ホースの先端を指でつぶすと、何もしない状態よりも出てくる水に勢いがありますよね。これは、水の出口が狭くなった分、水に圧力がかかって放出されている状態です。この圧力を強力に高めて水を噴射する装置が高圧洗浄機になります。
通常、タイルやコンクリートなどを掃除するとき、まずブラシで擦って汚れを落とし、汚れを洗い流す時に水を使いますよね。
高圧洗浄機の場合は、強い水圧で汚れをはがしながら、同時に洗い流してくれるため効率的にお掃除することが可能です。
人力では大変な汚れも簡単に落とすことができます!!
高圧洗浄機は水圧の高さが汚れ落ちの良し悪しに直結します。
どれぐらいの水圧が出るかは高圧洗浄機の機種によって異なるので、これから高圧洗浄機の購入をご検討される方は、まずは水圧の高さに注目してみてください!!
■ 常用吐出圧力と最大吐出圧力の違い
高圧洗浄機の水圧はMpa(メガパスカル)という単位で表され、数字が大きいほど水圧は高くなります。
「とにかくMpaの数値が高い製品を選べば間違いないんでしょ?」と思うかもしれませんが、ひとつ重要なチェックポイントがあります。
それは実際に使用するときの水圧かどうかです。
というのも、高圧洗浄機のスペックを確認すると、水圧の項目には最大吐出圧力(または最大許容圧力)や常用吐出圧力と記載されていることがあります。
最大吐出圧力は、特殊なテスト環境下で水圧を最大まで高めた限界値のことで、通常使用するときにはでない水圧です。
常用吐出圧力は、実際にその製品を使用したときにでる水圧のことを指します。
【A社の高圧洗浄機】 最大吐出圧力:10.0 MPa
【B社の高圧洗浄機】 常用吐出圧力:9.0 MPa
上記のように、2つのメーカーの高圧洗浄機があったとします。
A社の製品には最大吐出圧力が、B社の製品には常用吐出圧力がそれぞれ記載されています。
このような場合、単純にA社の最大吐出圧力とB社の常用吐出圧力を比べてしまうと、A社の製品の方が水圧が高いと思われるかもしれません。しかし、A社が記載しているのは最大吐出圧力なため、実際に高圧洗浄機を使用するときにはでない水圧なのです。
実際の店舗やオンラインショップでも、最大吐出圧力の方が数値が高いため、常用吐出圧力は記載せず、最大吐出圧力のみを表示するケースがあります。
比較する際は、常用吐出圧力の数値で比較した方が良いでしょう。
常用吐出圧力が記載されていない場合は、ショップやメーカーに常用吐出圧力を確かめてみることをオススメします。
■ 水圧の調整
高圧洗浄機の水圧はもろいブロックや古くなった木材など、材質によっては汚れと一緒に洗浄面そのものを削ってしまうぐらいのパワーがあります。
そのため、適切な水圧で洗浄することが重要です。
強すぎるとダメージを与えてしまう恐れがありますし、弱すぎると汚れがおちません。
高圧洗浄機は圧力を調節するスイッチなどは付いていませんが、下記のように簡単に圧力をコントロールすることが可能です。
①距離で調節する
距離が近ければ近いほど、強い水圧を洗浄面に当てることができます。
反対に、ノズルを遠ざければ、そのぶん水圧は弱くなります。
最初は洗浄面とノズルの距離を1m以上あけ、徐々に近づけて距離を調節してください。
②ノズルで調節する
水の出方(噴射角度)を調節できるノズルの場合は、細く直線で高圧水を噴射するより、
噴射角度を広くして扇形に噴射した方が圧力が分散し、直線状態の時よりも水圧が弱まります。
【直線で噴射した場合】
【噴射角度を広くした場合】
高圧洗浄機は、場所に合わせて水圧をコントロールすれば、パワフルな洗浄はもちろん、洗車時のすすぎやお庭の散水まで幅広くご利用いただくことができます!!
*アクセサリー(アタッチメント)によっては、ウォッシュブラシやデッキブラシなどのように、低圧の水しかでないものも多数あります。
逆に非常に強力な水圧しかでないタイプもあるので、使用する前には用途やスペックを必ず確認してください。
まとめ
高圧洗浄機の水圧について解説しましたが、いかがでしたか?
はじめて高圧洗浄機を購入するときは、常用吐出圧力に注目して高水圧のものを選ぶとお掃除の幅も広がります。
あなたにぴったリの高圧洗浄機を見つけてください!!