重曹、セスキ、アルカリ電解水のメリット・デメリット | プロが教える高圧洗浄機 | 高圧洗浄機の専門店【ヒダカショップ】

重曹、セスキ、アルカリ電解水のメリット・デメリット

お掃除好きの間ではもはや定番の「重曹」「セスキ」そして「アルカリ電解水」。

いずれもアルカリの性質を利用して汚れを落としますが、何がどう違うのか、それぞれの特徴やメリット・デメリットを調べました。

【目次】

■ そもそも「アルカリ性」って、どういうこと?
■ 重曹の特徴
■ セスキ炭酸ソーダの特徴
■ アルカリ電解水の特徴

 

■ そもそも「アルカリ性」って、どういうこと?

水溶液の性質はPh(ピーエイチ、ペーハー)という0~14までの単位で表します。

真ん中の「pH7」を基準に、それより数字が小さいと「酸性」、大きいと「アルカリ性」です。
水道水(水道水質基準値)はph5.8〜8.6です。
水道法第4条に基づく水質基準「水道水が有すべき性状に関連する項目」

pHごとの液性は、家庭用品品質表示法で下記のように定められています。

3.0未満…酸性
3.0~6.0…弱酸性
6.0~8.0…中性
8.0~11.0…弱アルカリ性
11.0~…アルカリ性

※消費者庁・家庭用品品質表示法 「3.液性」

 

■ 重曹の特徴

重曹…pH8.2 (ごく弱いアルカリ性)

お料理用、食品用としてスーパーの製菓材料コーナーなどでも販売されていることからもわかるように、お料理にも使える弱さのアルカリ性です。

お掃除用途としては効果がマイルド(弱い)ですが、安価なうえ手軽に手に入りやすいのがメリットです。ざらざらした粒子状で軽い研磨効果があるため、クレンザー代わりにお鍋の軽いこげ落としなどにも使われますね。

水には溶けにくく、目詰まりを起こしやすいのでスプレーボトルに入れて使うのは注意が必要です。また、重曹成分が洗浄面に残ったままで乾くと、白く結晶が残ってしまうことがあります。

 

■ セスキ炭酸ソーダの特徴

セスキ(セスキ炭酸ソーダ)は、重曹よりは少しアルカリ性が高いですが、こちらもpH9.8程度と「弱アルカリ性」に分類されます。

重曹と違い水に溶けやすいのでお洗濯などにも使えますが、研磨力はないのでクレンザーのような使い方はできません。

 

■ アルカリ電解水の特徴

アルカリ電解水は、水を原料とし、特殊な方法でPhをアルカリ性にした液体で、製法やPhの数値もさまざまです。

重曹とセスキが粉末であるのに対し、アルカリ電解水は最初から液体なのでスプレーボトルなどに入れて汚れに直接スプレーしたり付け置きに適しています。

液体なので水分に弱い電化製品などの汚れ落としにはつかえません。

最近ではドラッグストアやバラエティショップなどでも取り扱う場所が増えてきましたが、Ph11未満のアルカリ性が弱めのものが主流です。

重曹、セスキよりは強いアルカリですが、レンジフードやコンロといったガンコな油汚れに使うには「期待したほど落ちない」といった感想を持つかもしれません。

アルカリ電解水は、水で希釈することで薄める(pH値を下げる)ことはできますが濃くする(pH値上げる)ことはできないので、最初からpH値の低い商品を買うよりは、強めのアルカリ電解水を用意し、用途ごとに濃度を調節する方法がおすすめです。

アルカリ電解水は前述のとおり水が原料ですが、製法によっては塩化ナトリウム(塩)を添加して作る場合もあります。この製法の場合、乾いた時に塩の結晶が残ったり、塩害、さびの原因となる事もあるので購入するときは成分もしっかりチェックしてください。

ヒダカのアルカリ電解水「パシャウォッシュ プロ」は、Ph値13.2で、お掃除用のアルカリ電解水としては最高クラスの高いアルカリ性です。


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原液で使用すると作用が強いので、水でうすめて使う希釈専用となっています。塩化ナトリウム(塩)を添加しない製法なので、乾いた時の結晶残りがありません。

界面活性剤や添加物も不使用なので残留洗剤の心配もなく、拭き残しがあっても空気にふれるうちにPh値が下がり、最終的には中性(水)になるため二度拭きも不要です。

 

まとめ

3種の違いがお分かりになりましたでしょうか?
いずれもアルカリの性質を利用したお掃除用品なので、油など酸性の汚れやタンパク質の汚れに特に効果を発揮しますが、アルカリに弱い材質やアルカリで落とせない成分の汚れもありますので、商品の取り扱い説明書をご確認いただき、快適にお使いください!

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