「スイーパー」とは、ブラシでごみを集め、ダストタンクに回収する「掃き掃除」の機械で、大きく分けると「手押し式」「自走式」「搭乗式」の3種類があります。
今回は、手押し式を中心に各スイーパーの特徴や代表的な機種をご紹介します。
【目次】
■ 手押し式スイーパーとは
■ 自走式スイーパーとは
■ 搭乗式スイーパーとは
■ 手押し式スイーパーとは
手押し式スイーパーは、タイヤ付きのタンクにハンドルが付いた、手押し車のような見た目のシンプルなスイーパーです。手で前に押して歩くことでブラシが回転し、周囲のごみを掃きこんでタンク内に回収していきます。
電源を必要としないため、早朝や深夜など作業音が気になるシーンでも気兼ねなく使用でき、価格帯も業務用でも2万円台からと比較的安価なので導入しやすいスイーパーです。
火山灰などの細かい粒子や粉じんもしっかりキャッチすることができるものや、空き缶や小石などの大きめのごみを回収できるものなど、機種によって回収が得意なごみ/苦手なごみ、回収できないごみがあるため、回収したい主なごみの種類に合った機種をお選びください。
作業幅(集塵幅、清掃幅)は、広いほど掃きこめる範囲が広く、作業効率が上がります。サイドブラシが着脱可能な機種の場合は、サイドブラシの付け外しで作業幅が若干調節できます。
作業速度は時速4kmぐらいのゆっくり歩きを想定しているので、[作業幅×作業速度時速4km]で1時間当たりのおおよその面積が割り出せます。
作業効率化のためもっとスピードが欲しい場合は自走式・搭乗式のスイーパーもご検討ください。
タンク(ダストコンテナ)容量が少ない機種を使うと頻繁にタンクにたまったごみを捨てる作業が発生するため、すぐにごみを捨てられない時やごみの多い現場では、なるべくタンク容量が大きい機種がおすすめです。
<手押し式スイーパーのおすすめ機種>
集塵幅920mmの超ワイド幅で手押し式スイーパーの中では最高クラスの作業効率のスイーパーです。
硬さの異なる2種類ブラシが交互に植え込まれ、微細な粉じんから落ち葉などの粗いごみまでしっかり回収できるスイーパーです。
■ 自走式スイーパーとは
自走式スイーパーは、バッテリー電源やガソリンエンジンなどの動力で動くタイプのスイーパーです。押さなくても自走するためハンドル操作は向きのコントロール程度で、手動式よりさらに労力がいらず効率よく清掃できます。
基本的には屋内外いずれでも使用可能ですが、ガソリン駆動機を室内で使用する場合は排気にご注意いただく必要があります。
<自走式スイーパーのおすすめ機種>
コンパクトながら、電動チリ落とし、水洗い可能なポリエステルパネルフィルターを標準装備。操作性重視の前方視界を遮らないデザインのスイーパーです。
軽量かつコンパクトなボディで、狭く入り組んだ場所でもラクラク清掃でき、排気、騒音、振動がないバッテリー駆動式スイーパーです。
■ 搭乗式スイーパーとは
搭乗式スイーパーは、その名の通り、作業者が乗って操縦するタイプのスイーパーです。
手押し式、自走式よりダストコンテナの容量も多く走行速度も速いため、工場、物流倉庫、デパート・ショッピングモールのような商業施設など、広い現場をスピーディーに清掃できます。
動力はバッテリー電源、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等があり、ダストタンク容量や洗浄幅も機種のサイズによって様々です。
<搭乗式スイーパーのおすすめ機種>
搭乗式の中ではコンパクトなボディながらも大容量バッテリー搭載で3時間連続稼動が可能。タイヤ痕がつきにくいノンマークタイヤを標準装備しているので、病院、デパート、ショッピングモールなど床を汚したくない現場におすすめです。
左ハンドル仕様の日本専用モデルで道路清掃が一段と安全。
高耐久のヘビーデューティ仕様で産廃・リサイクル業、コンクリート、窯業、土木建設業などのハードな現場でも性能を発揮します。
まとめ
いかがでしたか?
自走式・搭乗式は価格帯も高額になるので、製品について詳しく知りたい方、導入をご検討中の方はお気軽にご相談ください。お問い合わせ・ご相談・無料デモ実演のご依頼はこちら
※スイーパーはごみや粉じん等を回収するための清掃器具です。
床そのものの汚れを落とす(洗浄)、ワックス剥離などには床洗浄機がおすすめです。
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