動画で解説！高圧洗浄機 自吸（溜め水の吸上げ）機能について

高圧洗浄機自吸（溜め水の吸上げ）機能についての動画を補足も交えてご紹介します

【目次】

■ そもそも「自吸機能」って？
■ ヒダカ自吸セットのしくみ
■ 高圧洗浄機の自吸使用にはどのぐらい水が必要？
■ 高さ制限について

■ そもそも「自吸機能」って？

高圧洗浄機は水道から出た水に圧力をかけて高圧で噴射する機械ですので、通常は水道にホースをつなぎ、水道の水を使いますが、

・お風呂場の水を有効活用したい
・水道から距離が離れた場所で使うため、ホースの長さが足りない

といった理由で水道に直結させないで使用したい場合、容器などに溜めた水を吸い上げる機能のことを「自吸機能」と言います。

自吸で高圧洗浄機を使用する場合、溜め水を吸い上げるために専用のアクセサリーが必要になります。（ヒダカでは「自吸セット」として販売しています）これがないと自吸機能搭載の機種でも自吸ができません。

ヒダカ高圧洗浄機用部品別売りアクセサリー自吸セット

また、自吸機能は多くの高圧洗浄機に搭載されている機能ですが、メーカーや機種によっては自吸昨日が搭載されていない場合もありますので、かならずご確認ください。

■ ヒダカ自吸セットのしくみ

ヒダカの自吸セットはHK-1890のほか、
ケルヒャーの家庭用高圧洗浄機全機種でもお使いいただけます。

ヒダカの自吸セットは
サクションホース
フィルターボトル
ストレーナー
の3つのパーツがセットになっています。
（他メーカーの商品は各パーツが別売りの場合もございます）

それぞれのパーツの役割は下記のようになっています。
【フィルター】

自吸をする場合、容器にためた水やお風呂の残り湯を使いますので
水道から直結で水を供給する場合とは異なり、砂やこまかいごみ、髪の毛などの不純物が混ざってしまうこともあり、
それらが高圧洗浄機内に入り込むと故障やトラブルの原因となります。
高圧洗浄機にはそのような異物混入を防ぎためのフィルターが本体にも付属していますが、
さらにこのフィルターを取り付けることで、ダブルで不純物をせき止める役目をします。

【サクションホース・ストレーナー】
ストレーナーは、サクションホースの先端に付いた、水を吸い上げる部分です。
この部分が水面に浮いてしまうと空気まで一緒に吸い上げてしまうため、しっかり水に潜っていることが重要です。
ヒダカの自吸セットのストレーナーは、しっかり重りの役割を果たすのでため水が少なくなっても効率よく水を吸い上げることができます。

ストレーナーから吸い込んだ水はサクションホースを通り、フィルターを介して高圧洗浄機に供給されます。

サクションホースの長さは3メートルです。水筒直結のホースの場合は水道から出てくる水そのものの圧力が推進力となるため、長さのあるホースも使用可能ですが
自吸に関しては高圧洗浄機側の動力で水を吸い上げる関係上、長すぎるとうまく水を吸い上げません。
そのため、水道ホースと違って長さをこれ以上延長することはできません。

■ 高圧洗浄機の自吸使用にはどのぐらい水が必要？

高圧洗浄機というのは、1分間に5~6リットル程度の水を使用します。
製品のスペックにもよりますので、詳しくは取り扱い説明書などに記載の「吐出水量」（常用吐出水量）をご確認ください。
お風呂の残り湯を使用する場合、一般的なファミリータイプのユニットバスでおよそ180～200リットル程度の容量なので、満杯時で30分前後は使えます。
あくまで目安ですが、容器を用意する際ご参考になれば幸いです。

■ 高さ制限について

自吸で見落としがちな重要ポイントとして「高低差」があります。
高圧洗浄機HK-1890の場合、80センチの高さ制限（高低差80センチ以内）としています。
これは、
「水の水位より本体側が80センチ以上高い位置にある場合は水を吸い上げることができない」
ということで、この場合の「水位」は、水の容器が置いてある場所の高さではなく、
「水が通るサクションホースの頂点」の高さです。
お風呂場から自吸して屋外で高圧洗浄機を使いたいという場合は、に外に本体を置いて、お風呂の窓からサクションホースを浴槽に入れると
高低差の制限をオーバーして吸い上げなくなってしまうため、本体をお風呂場や脱衣所に置いて、高圧ホースを外に出して使用してください。