マンション、アパートの管理人の方や清掃業者様で、業務用高圧洗浄機を導入する方が増えています。
一般家庭で使用する場合より清掃範囲が広いため高圧ホースを延長して使用される場合が多いのですが
延長ホースを使ってどこまで洗えるか、高圧ホースを延長する際のポイントをまとめました。
※注:こちらは業務使用する業務用高圧洗浄機についての記事です。一般家庭で使用する家庭用高圧洗浄機とはスペック等が異なります。
■ 延長ホースとは
延長ホース(延長高圧ホース)は、高圧洗浄機の高圧ホース(水を吐出する側のホース)につなげて延長するホースです。
高圧ホースを延長することによって本体を移動せずに洗浄できる範囲が広がり、作業効率が格段に上がります。
本体のスペックにもよりますが、例えばクランツレの業務用高圧洗浄機K-1122TSTであれば、15m高圧ホースが標準付属しているので、さらに延長ホースを2つ繋いで40~50mの長尺にして使うことも可能です。
これだけの長さがあれば、マンションの廊下や踊り場も電源・水源の場所を変えずに一回で洗浄できますね。
クランツレ 業務用 100V冷水高圧洗浄機 K-1122TST
クランツレ 業務用 高圧洗浄機 別売りアクセサリー
高圧ホース NW6 20m
クランツレ 高圧ホース延長用 ホースコネクション
■ 高圧ホースの延長で気を付けること
延長する場合にひとつ気を付けていただきたいのが水源と使用場所の「高低差」です。
高圧洗浄機をセットしてある階と同じ階を洗浄する場合には、さきほど申し上げたような40~50mの延長でも問題なく使用できますが、高圧洗浄機を置いてある場所よりも上の階の洗浄となると、重力に押されて吐水圧力が落ちてしまいます。
一般的なマンションで1階に高圧洗浄機を置き、ホースを延長して使用する場合を例にとると、
1階~2階の高低差であれば洗浄に支障が出るほどの減圧はありませんが、3階での使用は水圧が体感で3~4割減、4階では通常の水圧の半分程度しか出せず、高圧洗浄に十分な水圧にはなりません。
(※水圧は実際の計測ではなく、あくまで使用してみた体感です)
■ 3階以上で高圧洗浄機を使うときは
3階以上を清掃する際は、一般的には高圧洗浄機本体も一緒に移動し、水源が使用場所と同じ階(できない場合も高低差が一階分以内)におさまるようにして使用します。
高圧洗浄機本体と水源と電源は1階のままで、3階以上を洗浄したいという場合には、重力に負けない、少なくとも15MPaぐらいのパワーを持つ高圧洗浄機が必要になります。
100Vの業務用高圧洗浄機ではそこまでのパワーは出せず、200Vの業務用高圧洗浄機はマンションなどでは電源環境がない場合がほとんどのため、エンジン式の機種が適しています。
ただし通常のエンジン式はそれなりに音がしてしまうため、住民の方からの騒音クレームが心配な場合はNKZ-16GSEやNKZ-20GSEの簡易防音のエンジン式か、ご予算内に納まれば、NKZ-16GSやNKZ-20GSの防音のエンジン式をお勧めしています。
【簡易防音】クランツレ 業務用 エンジン式 冷水高圧洗浄機 NKZ-16GSE【水弾シリーズ】
【簡易防音】クランツレ 業務用 エンジン式 冷水高圧洗浄機 NKZ-20GSE【水弾シリーズ】
【防音】クランツレ 業務用 エンジン式 冷水高圧洗浄機 NKZ-16GS【水弾シリーズ】
【防音】クランツレ 業務用 エンジン式 冷水高圧洗浄機 NKZ-20GS【水弾シリーズ】
まとめ
・高圧ホースを延長する際は高低差に注意!
・水源&高圧洗浄機本体設置場所より1階分以上高い場所では使用NG(洗浄に十分な水圧が出ない)。
・高圧洗浄機本体と水源は使用場所との高低差が一階分以内におさまるように。
階数のあるマンション、アパート、団地などでのご使用の際は、上記のポイントに注意し、水源・電源が確保できるかをチェックしてみてください。
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