大半の家庭用高圧洗浄機には、ガンを握るとモーターが動いて高圧水を噴射し、離すと停止する「オートストップ機能」が付いています。
必要な時だけ動くため、電気も水もムダ使いを防ぎます。
ずっと水を出しっぱなしにできればいいのに!というお声もいただきますが、
作業中にうっかり手を離してしまった時に高圧水が出たままだと、
ホースが暴れて周りのものにぶつかったり、手足に高圧水が当たって怪我をしたり…
といった、思わぬ事故につながる可能性があります。
そのため、「ガンを握った状態のままロックしておける機能」は通常は安全の為、あえて付いていません。
安全のためにもオートストップは重要な機能なので、ご理解いただけますと幸いです。
また、ガンから手を離すとモーター音も止まるため、電源が入っているのを忘れてついついそのまま放置したくなりますが、
オートストップはあくまでも高圧水の噴射を止めるための補助的な機能です。
本体のスイッチを「OFF」にしない限り、機械自体は「待て」の姿勢ですぐ動けるように待機しているような状態です。
ガンから手を離し、高圧水が出ていないからと言って電源を「ON」にしたままで放置してしまうと、
高圧洗浄機本体の内圧が徐々に下がっていき、自動的にモーターが動き出します。
電源を「ON」にしたままで1時間以上放置すると、再度使おうとした時にオートストップが効かなくなるなどの故障の原因になります。
作業の手を止める際は、高圧洗浄機の本体電源を「OFF」にするようにクセをつけましょう。