よくあるご質問「やわらかホースは延長できる?」 | プロが教える高圧洗浄機 | 高圧洗浄機の専門店【ヒダカショップ】

よくあるご質問「やわらかホースは延長できる?」

「ヒダカ 家庭用高圧洗浄機 HK-1890・HKU-1885対応 やわらか高圧ホース」を延長高圧ホースと組み合わせて延長できないか、とのご質問をいただきます。
弊社の回答としては「可能ではあるが、推奨はしない」なのですが、なぜ推奨しないか、また、それでも延長したいという場合の注意点などをご紹介します

 

■ 接続方法

本体-延長高圧ホース(接続ジョイント付き)-ワンタッチジョイント-やわらかホース-ガン の順番で接続します。

本体につなぐのは延長高圧ホースなので、使用後は毎回取り外しが必要になります。
(やわらかホースの場合、ワンタッチジョイントは一度本体に取り付けた後は取り外し不要です)
本体と延長高圧ホースの接続はワンタッチ式ではありません。

 

■ 水圧は問題なし

弊社スタッフで実際に使用感を確かめました。
理論的にはノズルから吐出した時の圧力は高圧ホースが長くなるにしたがい徐々に低下していきますが、延長高圧ホースとやわらかホースをつないで使用しても体感的に「水圧が弱くなった」と感じるほどの水圧低下はなく、一般的な洗浄には問題ありませんでした。
(本体設置場所と洗浄場所の高低差がない場所でテストしています。洗浄場所が水源位置より高くなればなるほど重力の影響で減圧します)
 

■ 本体側のホースねじれには注意

実際に使用する場合を想定し、上記の接続方法でやわらかホース・延長高圧ホース・高圧洗浄機本体・ガンをすべてつないだ状態でガンを持ち、本体から離れて行った時にねじれが解消するかを確認しました。
ホースが少し引っ張られる感覚があるところまで離れると、やわらかホースのねじれは解消してまっすぐになったものの、本体と接続している延長高圧ホースのねじれはやわらかホース側ほどスムーズには解消せず、いくつかのねじれが残ってしまいました。
このまま引っ張り続けると、延長高圧ホースはねじれたまま引っ張られて最終的に折れてしまうので、取扱いに注意が必要です。
(やわらかホース単品での使用の場合であれば、多少のねじれがあってもそのままゆっくり引っ張っていくとねじれが解消します)

<延長高圧ホース+やわらかホース で使う場合は…>
ねじれたまま引っ張ってしまうと延長高圧ホースが折れてしまうため、圧がかかる前に延長高圧ホースのねじれを取り、まっすぐにした状態で使い始めてください。(圧がかかるとホースが硬くなり、ねじれが取りづらくなります)
使用中も延長高圧ホースにねじれ・折れが発生していないかこまめに確認し、ねじれを無理に引っ張らないようにお気を付けください。
 

■ 接続部の金具の擦れが気になる

本来は本体に接続する部品であるワンタッチジョイントがホースとホースの間に来るので、パーツが直接地面にこすれます。
一般的なアスファルトの道路で使用したところ、短時間の使用でもジョイントのねじ部分の黒いプラスチックやスイベルの金具にキズが付いてしまいました。
接続イメージ
ジョイント部のキズ
すぐに使用に差し支えるものではないですが、長期的に見ると製品寿命を早める一因となりそうです。
また、削れた部分がささくれになるので、ネジを回す際に手を傷付けないよう注意が必要です。

上記理由により、弊社としては「延長ホースと組み合わせて使えなくはないが、おすすめはしない」という見解です。
やわらかホースは「12m」「20m」の二種類があり、「20m」は「標準高圧ホース+延長高圧ホース」に近い長さです。
「お庭に本体を置いて、二階のベランダを洗浄する」
「お家回りを半周洗浄する」
「本体を移動させずに洗車する」
などのシーンで、やわらかホースを長い距離で使いたいというお客様は、延長ホースの使用ではなく「やわらか高圧ホース 20m」のご使用をおすすめいたします。

 

■ まとめ

やわらかホースを延長すると「ねじれ予防」「ワンタッチ接続」のメリットを十分に生かせず、
ジョイントのキズや延長ホースのねじれにも注意が必要になるため、やわらかホースは延長せず、単品でのご使用をおすすめいたします
やむを得ず延長して使用する場合は、上記にご留意いただき、自己責任のもとご使用ください。

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