※2025/12/5…一部リンク等修正しました
高圧洗浄機には「Oリング」という部品が随所に使われています。
ほんの小さなパーツで、単品で何かをするというものでもなく、ほかの部品の一部としてちょこんとはまっているだけの地味な存在。でも、これがないとダメなんです。
今回は、そんな「陰の立役者」、Oリングについてご紹介します。
【目次】
■ Oリングとは
■ Oリングがないとどうなる?
■ Oリングは自分で交換できる?
■ Oリングとは
Oリング(オーリング)とは、その名の通りアルファベットの「O」型、つまり丸い輪っか形状のシール(異物混入や液漏れを防ぐためのものの総称)の一種です。
サイズや材質、用途も様々で、身近にある電化製品や自動車などから専門的な工業機械まで、ありとあらゆる場所に使われています。

高圧洗浄機の場合は主に部品どうしの接続箇所などに使われ、水漏れを防止する役割をもっています。
■ Oリングがないとどうなる?
Oリングがないと、高圧洗浄機のありとあらゆるつなぎ目から水がじゃばじゃばと出てしまい、水圧も上がらないため高圧水を出すことができず、使えません。
ひとつひとつは指先ほどの小さな部品でも、とても重要な役割を持っているのがOリングなのです。
Oリングはもともと取り付けられているので、「Oリングがない」という事は基本的にないことですが、高圧洗浄機を使っていて水漏れする場合
・Oリングが正しく溝にはまっていない、ずれている、よれて取り付けてある
・間違ったサイズのOリングをはめている
などで、Oリング本来のはたらきができなくなっている場合があります。
また、亀裂やひび割れ、弾力性がなくなった等のOリングの劣化、摩耗によっても同様に水漏れが起こります。

水漏れの程度はOリングの状態にもよりますが、ジャバジャバと水が出でしまう場合もあれば、継続的にポタポタと水が垂れてくるような漏れ方の場合もあります。
高圧洗浄機を普通に使用していて1分間に10滴程度の水漏れは許容範囲です。
■ Oリングは自分で交換できる?
高圧洗浄機には色々な部分にOリングが使われています。
どこから水漏れしているかの場所によってどの部分のOリングが原因かはある程度絞れますが、Oリングだけを取り換えられる場合と、パーツ全体を取り換える必要がある場合があります。
ヒダカでは、取扱説明書にも記載しております通り、火災、感電、けが、水漏れの原因となり危険ですので、お客様ご自身でのパーツの分解は禁止とさせていただいております。
そのため、パーツ内部に組み込まれているOリング(トリガーガン内部のOリングなど)は、パーツの全体交換となります。
メーカー・機種によっても対応は異なりますので、「おかしいな」と思ったらお使いの高圧洗浄機の取り扱い説明書などでご確認ください。
ヒダカ高圧洗浄機HK-1890(生産終了)、HKN-2090、HKU-1885のご自身で交換可能なOリングはヒダカショップで購入可能です。
場所によって種類が異なるため、よくご確認のうえでお買い求めください。
※上記はヒダカ高圧洗浄機用の適合表です。
ケルヒャー、リョービ、アイリスオーヤマ、マキタ、日立、東芝等ヒダカ以外のメーカーの高圧洗浄機をお使いの場合は取り扱い説明書でご確認いただくか、メーカーにお問い合わせ下さい。
まとめ
いかがでしたか?
Oリング破損はジャージャーと派手に水漏れするケースも多いのですが、水漏れしたら、あわてて「もうダメだ…」とあきらめる前に、一度Oリングを確認してみてくださいね。










